芦田晋作の三文レビュー

音楽、映画、小説、漫画などを三文でレビューします。

手記

"ペルソナ"中野信子

「このころの私は、すこしでも振動を与えたら死んでしまう、さなぎのようであったかもしれないと思う 多くのことを感じすぎ、上手に吐き出すこともできず、苦しかった」と振り返るかつての中野信子は今でも世の中に多くいるのではないだろうか。 さなぎは殻…

"逮捕されるまで"市橋達也

「"もう逃げられない"と思った "あきらめなさい"直感がそう言ってきた」 「覆われているもので現わされないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはない。だから、あなたがたが暗闇で言ったことはみな、明るみで聞かれ、奥の間で耳にささやいた…